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第22回 若手科学者によるプラズマ研究会
開催のご案内 【本研究会は終了いたしました】
将来のプラズマ・核融合研究を担うのは、現在の若手科学者です。若手科学者が行っている研究を紹介し合い、将来を見据えた研究の方向性や他分野への広がりについて活発な意見交換や議論を行う場として、量子科学技術研究開発機構では若手科学者の方々による研究会を毎年開催しています。本年も第22回若手科学者によるプラズマ研究会を下記の要領にて開催しますので、皆様のご参加をお待ちしております。 量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー研究開発部門 先進プラズマ研究部 ---------- 記 ----------
主題:数値計算が拓く核融合研究の新局面 – 実験・理論研究のシナジー創出を目指して –
核融合研究は、炉心プラズマのMHD安定性や輸送、計測などの物理研究から、炉材料や機器設計などの工学研究まで多岐に亘ります。これまで「若手科学者によるプラズマ研究会」では、幅広い研究領域を取り扱い、核融合炉の実現を志す若手科学者が集まって分野横断的な若手のネットワークを広げる場を提供して参りました。各研究領域で取られるアプローチには様々なものがありますが、中でも数値計算は幅広い研究領域で活用されてきました。例えば、輸送の大規模計算や計測のトモグラフィー法による可視化などは、炉心プラズマにおける物理現象の理解に不可欠なものであり、並列計算機の高性能化と共に研究は大きく進展しています。また、研究手法は実験と理論に大別されがちですが、実験で観測された現象と理論により導かれた予測とを結びつけ、相互理解を可能にする上で、数値計算の寄与は大きいものであると考えています。さらに、近年では統計学に基づく機械学習を応用することで、予測や物理解明、材料開発の研究が進展していることは特筆すべき点だと思います。 そこで、今回の研究会では「数値計算が拓く核融合研究の新局面 – 実験・理論研究のシナジー創出を目指して-」を主題として、様々な研究領域を支える数値計算の技術や手法、結果として得られた新しい知見やモデルについて研究発表と議論を行います。一般講演に加えて、広い研究領域から数値計算を活用した研究の招待講演を行います。数値計算という共通点を軸に、多岐に亘る核融合研究を概観し、組み立て完了を目前とするJT-60SAや建設が本格化するITERを担う若手研究者の皆様が核融合炉実現に向けた研究を遂行する一助となればと考えています。なお、若手研究会でサーマルシールドに覆われる前のJT-60SAの真空容器・コイルがご見学頂けるのは今回が最後です。是非奮ってご参加頂き、将来皆様のアイデアを具現化するJT-60SA本体をご覧下さい。 参加を希望される方は、参加申込みフォームをダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、2月15日(金)迄に電子メールで下記連絡先へ送付願います。ご不明な点につきましては下記までお問い合わせください。旅費につきましては、財源が限られているためご希望に添えない場合もありますのであらかじめご了承ください。 なお、本研究会では幅広く知見を共有するための口頭発表と、より詳細な議論のためのポスター発表を合わせてお願いしています。研究歴の浅い学部学生の方などは修士・博士課程の方と2人1組での参加や、ポスター発表のみ行うことも可能です。
招待講演者リスト
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