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第17回 若手科学者によるプラズマ研究会
開催のご案内 【本研究会は終了いたしました】
将来のプラズマ・核融合研究を担うのは、現在の若手科学者です。若手科学者が行っている研究を紹介し合い、将来を見据えた研究の方向性や他分野への広がりについて活発な意見交換や議論を行う場として、日本原子力研究開発機構では若手科学者の方々による研究会を毎年開催しています。第17回の研究会を下記の要領にて開催しますので、皆様のご参加をお待ちしております。 日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究開発ユニット長
鎌田 裕 ---------- 記 ----------
主題:核融合原型炉に向けたプラズマ制御・炉工学研究の現状と進展
これまで「若手科学者によるプラズマ研究会」では、主にプラズマ閉じ込め装置におけるコア・周辺プラズマから加熱・制御・工学技術まで幅広い研究テーマを取り扱い、核融合炉の実現を志す若手科学者が集まって分野横断的な若手のネットワークを広げる場を提供して参りました。ITERやJT-60SAが建設フェーズにある中、核融合装置開発にかかる研究は原型炉を視野に入れる段階に入っているといえるでしょう。核融合原型炉においては、従来の核融合装置開発と比べてもとりわけ高いレベルでのシステム統合が要求され、炉構造機器のみならず計測機器、加熱機器の開発においても、分野横断的視点が求められます。さらにまた、原型炉では核燃焼プラズマの制御が不可欠であり、このためには計測装置・加熱装置・炉構造を一つとした核融合炉システムを構築することが原型炉成立に必須であるといえます。このような統合的なシステム開発の研究では、大型核融合装置に先んじて、比較的小規模なプラズマ実験装置においてさまざまな実践的な挑戦がなされており、核融合原型炉における統合システムの構築への先行モデルとなることが期待されます。 そこで、今回の研究会では「核融合原型炉に向けたプラズマ制御・炉工学研究の現状と進展」を主題として、「原型炉設計にむけた研究」、「プラズマ制御に向けた計測・加熱装置の開発」、「ブランケット・ダイバータ研究開発」に関した研究発表を通じ、プラズマ制御という分野横断的視点から各課題を整理し、原型炉設計につなげる機会とすると共に、現在これらの課題に取り組んでいる若手研究者間の意見交換を通じて、各分野で話題となっている重要な研究課題に接することで、原型炉を設計・建設する世代の研究者が、今後の研究を体系的に構築して行く機会になればと考えています。 参加を希望される方は、参加申込みフォームをダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、2月2日(日)迄に電子メールで下記連絡先へ送付願います。ご不明な点につきましては下記までお問い合わせください。旅費につきましては財源が限られているためご希望に添えない場合もありますのであらかじめご了承ください。 なお、本研究会では幅広く知見を共有するための口頭発表と、より詳細な議論のためのポスター発表を合わせてお願いしています。ポスター発表で講演者が不在とならないよう2人1組での参加をお願いしていますが、1名での参加も可能です。
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