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第14回 若手科学者によるプラズマ研究会
開催のご案内 【本研究会は終了いたしました】
将来のプラズマ・核融合研究を担うのは、現在の若手科学者です。若手科学者が行っている研究を紹介し合い、将来を見据えた研究の方向性や他分野への広がりについて活発な意見交換や議論を行う場として、日本原子力研究開発機構では若手科学者の方々による研究会を毎年開催しています。第14回の研究会を下記の要領にて開催しますので、皆様のご参加をお待ちしております。
日本原子力研究開発機構 先進プラズマ研究開発ユニット長
森 雅博 ---------- 記 ----------
主題:周辺プラズマから対向壁までの物理的・工学的研究の現状と展望
これまで「若手科学者によるプラズマ研究会」では、コア・周辺プラズマからプラズマ加熱・制御まで幅広い研究テーマを取り扱い、核融合炉の実現を目指すという共通認識のもとに若手科学者が集まり、分野横断的な若手ネットワークを広げる場を提供して参りました。ITERやJT-60SAの建設期である現在では、より一層原型炉の実現を見すえた基礎学術的研究および工学的研究が重要であるとの認識が高まっています。特に、「主プラズマとスクレイプオフ層の相互影響」、「スクレイプオフ層からプラズマ対向壁近傍で生じる現象の予測」、「プラズマ対向壁と機器の成立性と製作性」は、それぞれが将来の原型炉システムを構築する上で重要であり、相互補完する分野です。それぞれがマルチスケールとマルチフィジックスで相互に影響を与える研究分野においては、そのネットワークをさらに広げる事が、研究を促進する上で大切であると考えています。様々な分野が関係する(時には対立する)場合、お互いの相互理解と調和が、困難な問題を解決させるアイデアを生み、研究開発を加速させます。そこで生まれた技術は、プラズマ実験研究を支え、幅広いプラズマ理工学の展開に結びつくだけでなく、電気を生む核融合発電炉の実現へとつながります。そのため、次世代の研究を主導し、原型炉をつくるであろう!現在の若手科学者が、「プラズマ」、「プラズマ壁相互作用」、「高熱負荷機器」、「炉システム」のそれぞれの立場から、核融合発電炉について共に考え、具体的な開発の課題と目標を共有して研究を進めていくことが重要です。 そこで、今回の研究会では「周辺プラズマから対向壁までの物理的・工学的研究の現状と展望」を主題として、周辺プラズマから対向壁材料、ダイバータ機器から炉システムまで含めて、各分野の研究成果と原型炉に向けた研究開発の展望を議論する事により、各分野が抱える物理的・技術的課題に対して様々な観点から意見交換を行う機会になればと考えています。 参加を希望される方は、参加申込みフォームをダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、2月6日(日)迄にEmailもしくはFAXで下記連絡先へ送付願います。ご不明な点につきましては下記まで遠慮なくお問い合わせください。旅費につきましては財源が限られているためご希望に添えない場合もありますのであらかじめご了承ください。 なお、本研究会では幅広く知見を共有するための口頭発表と、より詳細な議論のためのポスター発表を合わせてお願いしています。ポスター発表で講演者が不在とならないよう2人1組での参加をお願いしていますが、1名での参加も可能です。
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