A-SSTR2
Advanced Steady State Tokamak Reactor 2
高磁場による経済性の高い実用炉概念 [設計:1999-2002]
A-SSTR2は高磁場化と中程度の設計ベータ値を採用して、SSTRより小型の炉心サイズながら更に高い核融合出力を発生させることを狙った経済性指向の実用炉概念です。高磁場化に伴って生じる強大な電磁力を支持するするため、通常トカマクの電流起動に利用される中心ソレノイドを排除し空いた領域に構造部材を配しました。プラズマ電流は高周波と粒子ビームで電流を立ち上げます。誘導放射能を生じにくく高温に耐えるSiC/SiC構造材とし、高温のHeガスを冷却材として利用して高効率発電を狙いました。
設計パラメータ
核融合出力 4.0 GW
プラズマ大半径 6.2 m
プラズマ小半径 1.5 m
アスペクト比 4.1
楕円度 1.8
プラズマ電流 12.0 MA
安全係数 4.8
トロイダル磁場 11.0 T
規格化ベータ値 4.2
ブートストラップ電流割合 80%
電流駆動パワー 60 MW
平均中性子壁負荷 6 MW/m2
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