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核融合エネルギーの将来像を構想する

核融合炉システム研究グループ

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更新日 2009-06-29 | 作成日 2008-07-03

国内の大学・研究機関との研究協力

ブローダーアプローチのための核融合原型炉共同概念の構築

                     電力中央研究所/新型炉領域 岡野邦彦 主席研究員

核融合エネルギーの開発側である原子力機構と電力業界などユーザー側の視点でのエネルギー分析を得意とする電力中央研究所が共同して、社会的要請にかなう核融合原型炉概念を共同で研究することを目指しています。   LinkIcon>> 電中研/新型炉

水素吸蔵材料の中性子遮蔽への応用に関する研究

                     東北大学金属材料研究所/折茂慎一 教授

従来材料よりも優れた特性を持つ中性子遮蔽材料が開発されれば、核融合炉のコンパクト化に繋がるだけでなく、原子力一般への応用も期待されます。本研究では、水素吸蔵材料の製造技術を応用して新しい水素化物(錯体水素化物)を試作し、先進的な中性子遮蔽材としての応用可能性を検討しています。LinkIcon>> 折茂研究室

核融合原型炉システム設計に関する研究

                     東京大学新領域創成科学研究科/小川雄一 教授

核融合に対する社会要請,実現のタイムテーブルを満たしうる要素技術の概略スペックを分析し、それらによって実現可能な原型炉概念について研究します。LinkIcon>> 小川研究室

液体増殖ブランケット概念に関する研究

                     京都大学エネルギー理工学研究所/小西哲之 教授

核融合エネルギーの多目的利用、燃料マテリアルサイクルによる省資源化などの観点でメリットが大きい液体ブランケットの概念を構築するための研究協力です。特に、原型炉へ適用可能な概念案の検討に重点を置き、原型炉の試験モジュールまたは第2期炉心として導入可能なリチウム鉛液体増殖ブランケットの基本概念を検討します。LinkIcon>> 京大エネルギー理工学研究所

JT-60Uにおける堆積ダストの評価に関する研究

                   核融合科学研究所大型ヘリカル研究部/芦川直子 助教

核融合炉において発生するダストはトリチウム蓄積や不純物源などの問題と関係が深く.近年その発生機構、輸送、除去方法の研究が注目されています。JT−60の高温プラズマの高温壁運転で発生した貴重なダストの収集データを解析し、特に金属を含むダストに注目し、堆積量・位置とプラズマ運転や第一壁構造との関係を明らかにするための研究協力です。