核融合エネルギー研究開発部門

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JT-60SAリサーチプラン

JT-60SAリサーチプランは、JT-60SAを用いてどのような研究を進めていくかについての研究計画をまとめた書類です。

運転領域開発、MHD安定性と制御、輸送と閉じ込め、高エネルギー粒子挙動、ペデスタル及び周辺プラズマ、ダイバータ・プラズマ壁相互作用、核融合炉工学、理論モデル・シミュレーションコードに関する8つの研究領域について、 JT-60SAの実験研究を担う若手研究者を中心に企画・提案したものです。



このJT-60SAリサーチプランの検討活動の目的は、国内及び日欧の研究者で幅広く議論を行い、JT-60SAにおける研究計画を成熟させて行くこと、また、核融合原型炉に向けて、ITER及びJT-60SAを包含する総合的な研究計画を検討することで、国内の核融合研究の一層の活発化に貢献することです。


検討体制
日本では、核融合エネルギーフォーラムのプラズマ物理クラスター,シミュレーションクラスター, 炉工学クラスター, 実用化戦略クラスターの各クラスターにおいて、検討代表者が取り纏め役となって検討を進めています。また、核融合ネットワークでも意見を集めています。 欧州では、F4Eとの協力の下、EUROfusionにおいて検討代表者が取り纏め役となって検討を進めています。

経緯
2009年5月に日本ホームチームによる原案(v.1)が作成されて以降、国内でその活動を拡大及び拡充させて、2011年2月に国内案(v.2.1)を策定しました。 2011年5月に欧州内での検討活動体制が正式に発足したことを受け、日欧の研究コミュニティで議論を重ね、同年12月に日欧案(v.3)を策定しました。

2018年9月に、JT-60SAリサーチプランの最終版であるVer.4.0を完成させ、サテライト・トカマク事業の文書として確定し、日欧のWebサイトで公開しました。共著者数は435名で、日本174名(18研究機関)、欧州261名(14ヶ国、33研究機関)です。最近改訂されたITERスケジュールとリサーチプラン、日本の原型炉ロードマップを反映させ、初期研究段階での優先研究項目を定義したり、高ベータ定常運転を達した後、タングステン壁での実験を行い、よりITERや原型炉への貢献を効果的にしていくことを基本計画としました。