核融合エネルギー研究開発部門

先進プラズマ研究開発ホームページは移転しました。

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高閉じ込めモードの物理解明
重イオンビームプローブ:核融合科学研究所との研究協力
測定の原理
  • トカマクプラズマ中に高エネルギー(最大500keV)の重イオンビーム(一価のタリウムイオン)を入射
  • 二価に電離されたタリウムイオンのエネルギー変化とビーム強度を測定し、
    (1)プラズマ内部の電位分布
    (2)プラズマ内部の密度揺動

    を求める。
  • 測定の時間分解能は、最高1マイクロ秒
電場・揺動と輸送障壁
電場と揺動が高速に同時測定可能 (1)電場形成と輸送障壁形成の因果関係
(2)揺動と電場の関係、及び揺動と輸送障壁の関係
を解明する。

さらに
(3)ポロイダル磁場によるトロイダル方向へのビームの曲がり角から、プラズマ電流の分布測定を試みる。
(1) プラズマ内部の電位分布
測定装置
  • ビームを発生させるイオン源
  • ビーム輸送用電極
  • エネルギー分析装置
    で構成される。
(2) プラズマ内部の密度揺動
一価から二価への電離は、プラズマ中の電子密度で決まる。
二次ビームの強度に現れる揺動から電子密度の揺動を測定。