核融合エネルギー研究開発部門
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核融合エネルギー研究開発部門の村上陽之主任研究員が
第94回低温工学・超電導学会にて2017年度奨励賞を受賞しました

 2017年5月22日から5月24日まで東京都江戸川区のタワーホール船堀で開催された第94回低温工学・超電導学会にて、核融合エネルギー研究開発部門 那珂核融合研究所 トカマクシステム技術開発部 JT-60マグネットシステム開発グループ 村上 陽之(主任研究員)が2017年度奨励賞を受賞しました。


核融合エネルギー研究開発部門 那珂核融合研究所 トカマクシステム技術開発部
JT-60マグネットシステム開発グループ 村上 陽之(主任研究員)

( 賞の解説:低温工学と超電導工学に関する学術・技術に関して顕著な貢献の可能性を示しており、活発な研究発表を行っている、表彰前年度末において年齢35歳以下の若手研究者・技術者2名以内に贈られます。 )

( 業績内容と個人コメント )

 日欧共同で建設している核融合実験装置JT-60SAにおいて最も重要な機器の一つである、大型の超電導コイルの研究開発を進めています。まず、Nb3Sn素線の超電導特性を定量的に評価できる解析コードを開発し、素線内フィラメント間の電流転流現象のメカニズムや導体内における素線の超電導特性の低下要因を解明しました。次に、解析コード開発の知見に基づき、大型のパルスコイルであるJT-60SA用超電導コイルにおいて、重要な開発要素である交流損失や熱的安定性について、実験と解析の両面から定量的な評価を行いました。この評価を反映し、2016年に直径12mを超える大型超電導コイルの製作を完了しました。

 この度は2017年度奨励賞を受賞することができました。受賞に当たっては、JT-60SAにおける研究開発が順調に進んでいることが高く評価されており、私個人の成果だけではなく、関係者の成果も含めて評価されました。今回の受賞を励みに、より一層研究に精進していきたいと存じます。

参考サイト:
第94回低温工学・超電導学会HP